ビューティニュース
2010/4/1
10代後半~20代前半の女性をターゲットに、97年に誕生したカネボウ化粧品のセルフメイクアップブランド「KATE」(ケイト)。発売以来、アイシャドウやアイライナーなどの眉目料を中心に絶大な支持を集めてきた。そして今年2月1日、ターゲットニーズに対応する眉目料とベースメイクアイテムを発売した。発売背景や訴求ポイントについてマーケティング本部フィールド2商品開発グループ・古谷真輝恵主任に話を聞いた。
■進化した目もとメイク
アイシャドウの流行を見ると「美しくなだらかなグラデーションで大きな目もとを作りたい」というニーズは、00年から変わっていない。しかし、大きな目もとの作り方は、時代に合わせて変化しており、現在では“締め色”と呼ばれる濃く深い色を使って、目もとを強調する傾向にある。
そこで、今回発売するグラデーションのアイシャドウ「グラディカルアイズA」(全8種・各1470円)は、こうした流行に合わせて、使用頻度の高い“締め色”の配分を多くセットした。このほか、専用のチップ&ブラシを外側からも見えるようにパッケージを変更し利便性をアピール。また、パッケージ裏面で、グラデーションの使用方法をイラストで詳しく紹介している。
■“自然な太まゆ”傾向に対応
眉メイクの流行の変化に伴い、アイブロウも大きく変化してきている。数年前までの眉メイクは、まゆ毛を細くカットしてラインを描き、眉と目の間隔を広げることで、目を大きく見せていた。しかし最近では、まゆ毛をあまり切りそろえず自然な太さに仕上げる傾向にある。それに伴い、アイブロウも太めに描くようになってきている。「ラスティングデザインアイブロウW」(全2種・各1470円)は、こうしたニーズに対応し、ペンシルの先を縦3・5ミリ、横幅1・3ミリの扁平にすることで、太いラインも細いラインも描けるように工夫した。
「アイブロウカラーN」(全2色・各892円)は、まゆ毛の黒味を自然に抑えたいというニーズに対応し、カラーをブラウン系で揃えた。「クイックアイライナーS」(全2色・各1050円)は、新色にブラウンを追加したフェルトペンタイプのアイライナー。「チークカラーS」(全4種・各1365円)はブラシを楕円形に改良。ブラシの面積を広くして、自然で立体的な頬が描けるようにした。
昨年“輝き”をテーマに発売し、5カ月で110万個を売り上げたアイシャドウ「ダイヤモンドカットアイズ」は、ブラウン系の新色を追加した。「消費者のメイクに関する理想をケイトで実現させたい」(古谷主任)という思いが、新たなる商品を生み出している。(一部省略)
【提供元 洗剤日用品粧報】