ビューティニュース
2010/4/20
98年、市場にいち早くアウトバストリートメント「ラサーナ海藻ヘアエッセンス」を発売したヤマサキは今春、スキンケアアイテム「ラサーナ海藻海泥フェイシャルソープ」、「同海藻クレンジングオイル」を発売、総合化粧品メーカーとして市場で存在感を強めている。
同社は70年に洗剤の訪問販売業として創業、その後入浴剤などを手がけ、77年に「ラサーナ海藻クリームシャンプー」、「同リンス」、「同トリートメント」の3品を発売してヘアケア市場に参入した。その後、スキンケア事業にも積極的に取り組み、06年に「ラサーナ薬用美白スキンケア」ラインを通販限定で発売し、現在まで順調に推移している。同社製品の特長は、ヘアケアアイテムにもスキンケアアイテムにも、それぞれ使用する部位に合わせてさまざまな海藻エキスが配合されていること。また、できる限り余分なものは配合せず、髪と素肌にやさしい処方を心がけてきた。
海の恵みでスキンケア
3月15日に発売した「ラサーナ海藻海泥フェイシャルソープ」は、肌にやさしい100%植物性洗浄成分の洗顔石鹸。産地にこだわった海藻エキスや古代海泥を配合して、肌のうるおいを保ちながら高い洗浄力を実現した。「同海藻クレンジングオイル」は、クレンジング力を高めてリニューアル。3種のオーガニック植物オイルと2種の海浜植物エキスを配合し、肌を保護してうるおいを守る。
サンプリングで訴求
おもな販促活動は、店頭やチラシ、ウェブサイトなどで年間を通してサンプリングを行っている。サンプリングは、創業以来行っている同社の重要かつ得意とする戦略のひとつ。「よい商品であれば、必ず使ってもらえる」(同社)という信念のもとにこれからも実施していくという。ただし、その方法にはひと工夫があり、必ずカウンセリングも行っている。「スキンケアラインとヘアケアラインを製造する自社工場は、サンプル製造設備が国内でトップクラス」(同社)だという。
現在、約9200店舗に配荷、そのうち9割がドラッグストアだ。サンプリングの効果もあって順調に推移している。
「総合化粧品メーカーとして髪と素肌を健やかにしていきたい」と今後の方向性を語るヤマサキ。入浴剤やアロマ製品も手がけており、身体の内外から女性の美を作る活動に注力していく。【提供元 洗剤日用品粧報】