ビューティニュース
2010/6/17
モルトベーネは6月4日より、頭皮と髪を同時にケアする理美容ブランド「Moe Moe」(モエモエ)を発売した。ヘアサロン「air」の協力により開発されたもので、ヘッドスパとシステムトリートメントを融合させた「スパトリートメント」を目指す。
同社が20~40代の女性に髪や頭皮に関する意識調査を実施したところ、頭皮のにおい、根元のボリューム感といった悩みが多かった。においに関しては、保湿成分ビタミンコンプレックスが頭皮を健やかに保ち軽減する。また、ボリュームに関しては「両親媒性ポリオール」が頭皮の皮脂を浮かしシャンプーによる洗浄をサポート。海苔由来のアルゲエキスが髪に皮膜を形成し、毛髪の強度を高めながらうるおいを与える。
処方はエタノールフリーをベースに、褪色防止成分やカールキープ成分を配合。カラーやパーマ直後でも、頭皮ケア、ヘアケアといったメニュー展開が行える。
ラインアップは、業務用とホームケア用で若干変わる。頭皮ケアの3ステップ目までは同じで、ホームケアの4ステップ目「デイリーセラム」はボリューム志向と保湿志向を選択可能。5ステップ目の「スペシャルケアセット」も同じく選択可能で、2週間に1回の集中トリートメント用となっている。
「Moe Moe」とは、ハワイ語で「眠る」、「休む」という意味。オーガニック認定のネロリ、プチグレン、イランイランといった植物エッセンスとジャスミンをブレンドしたアロマがハワイの大地を連想させる。パッケージのフタは「陽の光」と、またボディー部分は「降り注ぐ光の筋」をイメージ。化粧箱は使う順番に植物の成長を表現するなどデザインにもこだわっている。当面は東京、京都のサロンで展開。10年9月期末までには、全国3000店舗に配荷し育成に注力する。
発売にあたり6月10日午前11時からと午後1時30分からの2回、東京都港区のホテルフロラシオン青山でプレス発表会を開催した。当日は執行役員の難波貴司マーケティング部長が挨拶を兼ねて新ブランドの概要を述べた後、マーケティング担当の篠原麻理子氏が開発背景と製品概要を解説した。
続いて、開発に協力した「air」の渋谷店「air-b」の喜多代陽介店長が、開発のウラ話披露とプレゼンテーションを実施。ショート、ロングと髪型の違う2人のモデルに対して、現場目線のアドバイスを行った。【提供元 洗剤日用品粧報】