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2011/5/22

資生堂、企業文化誌「花椿」を電子書籍化して配信

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資生堂、企業文化誌「花椿」を電子書籍化して配信

資生堂は、企業文化誌「花椿」の新たな読者との出会いと、電子メディアを活用した表現の可能性を探ることを狙いに、同誌4、5月号の内容をもとにしたiPad版「花椿」(正式名称=HANATSUBAKI for iPad/iPhone)を制作した。
iPad版「花椿」は、5月10日から8月31日まで「アップストア」を通じて無料でダウンロードができる。電子書籍という新たなメディアに対する実験的な取り組みと位置づけており、今後の展開については、読者アンケートやダウンロード数などの分析を実施した上で検討していく。
iPad版『花椿』では、PDF化した「よむ花椿」4月号(3/5発売)・「みる花椿」5月号(4/5発売)の全ページが閲覧できるだけではなく、iPad版ならではのスペシャルコンテンツを用意した。具体的には、同4月号の特集企画「歩く銀座の物語」と、同5月号特集企画の「銀座アタリ行進曲」を、それぞれ体験小説と体感映像として制作。また同社の関連施設情報を詳しく見ることができるほか、「花椿」表4広告ビジュアルや「花椿」アートディレクターの仲條正義氏のイラストを壁紙としてダウンロードできる特典もついている。
「花椿」は、同社の愛用者組織「花椿会」の発足に合わせ、1937年11月に創刊した月刊の企業文化誌で、40年より戦時下の影響を受け休刊していたが、50年6月号より復刊し、2010年には復刊60周年を迎えた。創刊以来一貫して、「人が美しくなるために必要なもの」の本質を見出すために、常にグローバルな視点で時代の先端を見つめ、新鮮な「美」と「知」を社会に発信。2007年からは、ビジュアル中心の「みる花椿」と読み物中心の「よむ花椿」を交互に発行している。
今年創刊から74年目を迎えた「花椿」は、文化やファッションに関心の高い読者から長年にわたり支持を得る一方、若年読者の減少が課題となっていた。
今回のiPad版「花椿」の配信により、若年層を中心とした新たな読者との出会いを創出するとともに、「紙と電子」、双方の相乗効果を活かした企業文化の発信を図っていく。【提供元 週刊粧業】

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