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2010/7/19

メイク市場は回復へ!<前編> ~一段と人気高まるつけまつ毛~

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メイク市場は回復へ!<前編> ~一段と人気高まるつけまつ毛~

化粧品市場全体が景気後退の影響を受けている中、スキンケアよりもさらに厳しい状況にあるメイク商材。しかし、つけまつ毛の台頭に伴い、フィルムタイプのマスカラが人気となり、アイライナーのニーズも高まるなど、トレンドの変化が生まれ、市場に活気を与えている。

■市場は回復傾向
経済産業省の統計による09年間の出荷金額は、皮膚用化粧品が前年比マイナス8.2%、日やけ止めやひげそり用などの特殊用途化粧品が同マイナス7.9%と縮小した。
仕上げ用化粧品の状況はさらに厳しく、9.8%のマイナスだったアイメークアップ以外はすべての項目が前年比2ケタ減の落ち込みを見せ、全体ではマイナス15%で終わった。しかし、年が明けてからは徐々に盛り返し、1~4月累計の前年比は、09年間の前年比より4.4ポイント回復している。
ファンデーションを除いた仕上げ用化粧品市場は、アイメークアップとまゆ墨・まつ毛化粧料を合わせた目もと用商材でほぼ半分を占める。このカテゴリー、特にアイメイクの花形であるマスカラの動向が、メイクアップ市場の成長性を左右すると言ってよい。1~4月のまゆ墨・まつ毛化粧料が個数3.3%増、金額0.5%増とプラスに転じているのは明るい要素だ。

■急拡大のつけまつ毛市場
さらに、市場回復への隠れた好材料がつけまつ毛だ。分類上は雑貨品となるため化粧品出荷統計の数字には表れないが、新規ユーザーの増加に伴い、市場は飛躍的に成長している。「3~4年前は20~30億円の市場規模だったが、現在は70億円と見ている。さらに毎月、継続的に拡大を続けている」(メーカー関係者)。
マスカラとの競合が懸念されるところだが、ボリュームを求めてつけまつ毛の上からマスカラを塗る人も多いため、共存が図られている。【提供元 洗剤日用品粧報】

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