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2013/7/7

2013年男性化粧品市場規模、フェイス&ボディが牽引し拡大基調に

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2013年男性化粧品市場規模、フェイス&ボディが牽引し拡大基調に

男性化粧品市場は近年、微減や微増を繰り返す「横ばい傾向」(メーカー関係者)が続いている。ただ、各年代で男性の化粧意識は高まっており、まだ使用率拡大の余地を残すフェイス&ボディケアを中心に長期の需要が見込める市場だ。各社・ブランド間の競争も激しくなることが予想される。

◎フェイスケア
前年比でほぼ横ばいとなった。洗顔料や化粧水の使用率は拡大し続けているが、平均単価の下落などで市場規模の拡大につながっていない模様だ。 洗顔料や化粧水のほか、使用率が30%程度のペーパーも含め、成長領域と見込む各ブランド間の競争も激しくなっている。

◎ボディケア
「伸長」「横ばい」とするメーカー各社の見方がある。 剤型別で最大の売上構成比をもつペーパーは15%ほど伸びたが、スプレーなど他の剤型が実績割れを起こしたケースがあるようだ。 フェイスケア同様に使用率はまだ高くないため、拡大が有力視されるカテゴリーだ。最需要期の夏場の天候や気温も、販売動向を大きく左右する。

◎スタイリング剤
5%ほどダウンし、「ウーノ」(資生堂)の「フォグバー」がヒットして一時的に活性化された後からマイナス成長が続く。 さらに、マンダムの調査で高校生の使用率が25%に急落していることがわかった。若者のニーズと商品との間に大きな乖離が生まれているようだ。 今年は「ギャツビー」(マンダム)の新剤型「ヘアジャム」シリーズの動向が要注目だ。

◎育毛剤
大きなシェアを握る「リアップ」(大正製薬)が、日本皮膚科学会のガイドライン発表後に売上げを伸ばした時点から、2年連続で3%程度減少した。 男性用スカルプシャンプーのヒットが影響しているとの指摘があり、若者の薄毛意識の高まりを市場拡大につなげたいところだ。

◎ヘアケア
「スカルプD」(アンファー)などのスカルプシャンプーは依然として拡大傾向にあり、今年は「h&s」(P&G)のメンズラインがヒットを記録している。
【提供元 週刊粧業】

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